ヘルパンギーナは夏にひく夏風邪の典型的なタイプで、
多くはコクサッキーウイルスによって発症します。

ヘルパンギーナの風邪は突然高熱が出て喉が痛くなる症状が顕著で
鼻水はあまり出ないので、ヘルパンギーナから中耳炎になる事はあまりありませんが、
何度も発症している内に中耳炎も併発してしまう事があるようです。

ヘルパンギーナとは

2016-02-05a-2

ヘルパンギーナはコクサッキーウイルスや
エンテロウイルスによって引き起こされる風邪で、主に夏に発症します。

流行性の物はそのほとんどがコクサッキーウイルスによるものとされています。
ヘルパンギーナは夏風邪と呼ばれる事が多く、
症状としては急に高熱が出て喉が激しく痛み、食事が摂れなくなるという物が多いようです。

口の中の奥の方に水疱が出来、それによって痛みがあるため小さい子供が罹ると
機嫌が悪くなり、授乳や食事が摂れなくなってしまい、
気をつけておかないと脱水症状を起こしやすい病気です。

あまり鼻水や咳の症状は現れないとされていますが、
コクサッキーウイルスもエンテロウイルスも種類が多く、
またエンテロウイルスは症状が多彩な為、必ずしも鼻水が出ないという訳でもないようです。

手足口病とかなり症状が似ている為、こちらで診断される場合もあります。
原因ウイルスは同じで、症状の違いで判別しているので、
症状の区別が付きにくい場合そのような事も起きるようです。

中耳炎はどういう病気?

中耳炎は急性中耳炎と滲出性中耳炎の2種類があり、
子供が最初に発症するのは大体急性中耳炎が多いようです。

急性中耳炎は中耳部分に菌が入り込む事が原因で起こる場合が多く、
その要因となるのは風邪による鼻水が特に多いとされています。

鼻と中耳はつながっている為、
菌の付着した鼻水をすすり上げる事で菌が入り込み、
炎症を起こして中耳炎になるという訳です。

急性中耳炎になると熱が出たり、耳垂れが出たり、耳が痛くなり、
音が聞き辛くなったりと、急激な症状が起こります。

ただし、この症状を放置しておいたり、
何度も繰り返すと滲出性中耳炎として発症する場合があります。

滲出性中耳炎は特に目立った症状が無い為、
気付かない事が多いのですが、音が聞き取り辛くなったり、
なんとなく耳を触る事が増えたりするという症状が見られます。

急性中耳炎は治療によって治りやすいのですが、
滲出性中耳炎は治りにくくなってしまうので、
なるべく急性中耳炎の段階できちんと治療する事が大切です。

ヘルパンギーナと中耳炎を併発する事が多いのは?

ヘルパンギーナと中耳炎を併発しているという事を良く聞きますね。


この方たちの子供さんはいっぺんに3つも発症して可哀想です。
普通鼻水が出ないヘルパンギーナは中耳炎になりにくいのにどうして併発するのでしょうか?

この方たちのツイートを見てみると、
他に結膜炎や手足口病などを併発しています。

ここから考えると、この子どもたちの発症しているヘルパンギーナの原因ウイルスは
エンテロウイルスなのではないかと思われます。

エンテロウイルスは多種多様な症状を起こすウイルスとして知られていて、
種類が多く1つに罹ったらもう次には罹らないという事も無く、
流行時期にいっぺんに流行するのでヘルパンギーナを何度も繰り返す子供もいます。

この感染の際に中耳に感染してしまえば中耳炎になるのです。
喉の奥の炎症が長期化するとその繁殖したウイルスが中耳に侵入する事もあり、
そこで中耳炎として発症したと考えられます。
病気で弱っている時には特に感染しやすいので、併発してしまうのでしょう

手洗いうがい、殺菌消毒をこまめにしてあげることが
普段からできる予防法なので、流行時期は特に徹底しましょう。

早めに治したい中耳炎

急性中耳炎が慢性化すると滲出性中耳炎に移行する場合が多いのですが、
ごく幼い頃にこの滲出性中耳炎になってしまうと、
自分の耳があまり聞こえていないという事に気付かない場合があります。

ぼんやり聞こえてるのがその人にとって普通だからです。
その為、治療が遅れて治療に手術が必要になってしまうという事になりかねません。

急性中耳炎の場合は中耳の中が炎症を起こして膿が溜まるので
炎症で痛みがあるし熱も出るので辛いのですが、
滲出性中耳炎の場合は中耳の奥に水が溜まった状態になっていて痛みはありません。

丁度プールで耳に水が入った状態と同じように聞こえると思えば良いでしょう。
プールで水が入った場合は外側に水が溜まりますが、滲出性中耳炎では内側に水が溜まっている訳です。

このように生活の中でやはり支障が出ますので、
出来るだけ急性中耳炎の時にきちんと治しておきたいですね。