五月になると気分が憂鬱になったり無気力になったりする「五月病」。

この病気は、人間関係などの社会的環境の変化が原因と言われていますが、
交感神経や副交感神経などの自律神経、
そして天気なども影響するという説があります。

今回は、五月病がどんな病気か、
それを引き起こす原因は何かについてご説明します。

五月病は、一般的にはどんな病気だと言われている?

2016-02-16b

現在、一般的には、五月病は4月から始まる新生活で受けるストレスが、
5月のゴールデンウィーク明けごろに爆発して、
心身に不調を来すものだと言われています。

症状としては、抑うつ症状、無気力や不安などの心の不調が主ですが、
人によっては胃炎や頭痛などのストレス性の身体の症状が出るという場合もあります。

五月病が起こる原因として、まずは4月に慣れない新生活を送り、
じわじわとストレスや孤独感などが蓄積されていくことから始まります。

そして、4月末、ゴールデンウィークに入ると、一気に張りつめていた緊張の糸が切れ、
今まで気付かないふりをしてやり過ごしていた疲れがドッと襲い掛かります。

その疲れがあまりにも大きいと、
連休が終わっても回復しきれずにそのまま仕事や学校に通う気力を失ってしまいます。
そして、上記のような心身の不良が出るようになり、
どう頑張っても気力を取り戻せなくなります。

そうしてせっかく始まった新生活に戻ることができなくなり、
登校拒否、退学、退職などを余儀なくされてしまうのです。

これが、一般的に言われる五月病にかかる流れですね。

自律神経や気候との関係

しかし五月病は、ただ、「日本の新生活が4月から始まるから」という理由だけで
発症するとも言い切れないようです。

例えば、もしも、日本の新生活スタートが7月だった場合はどうでしょうか。
真夏の最中に、「八月病」という病気が発症するのかと言えば、きっとそうではありません。

五月病には、春の微妙な天気も大きく関係しているという説があります。

春になると、ポカポカ陽気が気持ちを明るくする……と思われがちですが、
実際は暖かくなったと思ったら急に寒くなったり、
冷たい雨が降ったり、春なのに雪が降ったりと、
バラエティに富んだ天気が日替わりで訪れることの方が多いようです。

その緩急の激しい気温や気圧の変化が、
自律神経に影響を与え、狂わせることがあります。
これによって起こりやすくなるのが、いわゆる自律神経失調症。
自律神経失調症と言えば、
身体には目立った異常が無いのに痛みや倦怠感を感じたり、
気持ちが不安定になったりすることで知られていますよね。

つまり、五月病=気候の変化により起こる自律神経失調症とも考えられるのです。

副交感神経を優位にして、自律神経を整えよう

このような五月病を避けるためには、
やはり、自律神経を上手にコントロールできるようになるのが一番です。

自律神経は、交感神経と副交感神経があり、
それらが交互に働くことでバランスを取っているということはご存知ですよね。

この2つの自律神経のうち、交感神経ばかりが優位になると、
身体も心も休まる暇が与えられず、自律神経失調症になりやすいと言われています。
こんな状態で気候の影響を受けると、すぐに自律神経が乱れやすい状態にもなります。

ですから、交感神経を休め、
副交感神経をうまく優位にする術を知っておけば、
適度なタイミングで休息を取ることができ、
気候なんかに負けないような自律神経を手に入れることができるのです。

具体的には、しっかりお風呂に入って気持ちを緩めたり、
ストレス解消を上手にすることで副交感神経を働かせることができるようになります。

お風呂に入ってリラックス効果を高めるために、
好きな香りの入浴剤を入れたり、
アロマキャンドルを灯し浴室の電気を消し、ぼ〜っとしてみたり。
ゆったりとした音楽を聴くのもオススメです。
一日のどこかで、リラックスできる空間を作りましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

五月病と言えば、現代病だとか、社会現象だなどと言われることが多いですが、
気候の変化という、もっと原始的な部分からも影響を受けていることがわかりましたね。

五月病に限らず、人の身体で自律神経に左右される病気は意外にたくさんあるものです。
大人になるとストレスが多くなってしまいますが、それらをうまく解消し、
自分にとって快適で過ごしやすい日常を送れるように心がけることは、とっても大切なことなのです。

ここに、簡単に普段の生活に取り入れられる、
リラックスできる方法を紹介した動画がありますので参考にして下さいね。

この動画のような方法や、
その他のストレス解消をうまく行いながら、自分に優しい毎日を目指してみて下さいね。