鼻水が鼻穴から出ずに、喉の奥に流れ込むという不快な症状、後鼻漏
また、誰でも一度は経験があるであろう、痛くて不快な口内炎

これら二つの不快な症状を引き起こす原因が、交感神経と副交感神経の切り替えにあると
いうことをご存知ですか?今回は、それら2つの症状と、自律神経の関係についてご説明します。

後鼻漏の症状とその原因

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後鼻漏とは、鼻水が何らかの理由により、喉の奥に流れ込む症状を指します。
これにより喉の炎症、口臭、集中力が乱れるなどの不快な状態になり、
かなり生活に不自由を感じることとなります。

この後鼻漏、実は自覚しているかいないかの違いだけで、
誰にでもあるものだという説が有力です。
何故なら、人の鼻腔から一日に分泌される鼻水は1.5リットルもあるため、
その全てを、鼻の穴から出すことは不可能ですから、喉に流れ込むのが普通だからです。

では、なぜその症状を不快だと訴える人がいるのでしょうか。
それは、一言で言ってしまうと「気にし過ぎ」だからです。
そうは言っても、それは気にしなければ良いというものではありません。

やはり、気になる症状があるだけで生活に制限ができるものですから、
この場合は症状を感じないようにするのが得策です。

後鼻漏を感じる原因としては、ストレスが溜まって、交感神経が過剰に働き、
不快な症状に敏感になっているために、後鼻漏の症状も細かく察知してしまうからです。
よくストレスが溜まると喉がつかえる感じになりますよね。

それと同じく、後鼻漏の不快感も感じやすくなってしまっているのです。

口内炎の症状とその原因

続きまして、口内炎自律神経の関係についてです。
口内炎は、身体の疲れや栄養不足などでできるものと思われがちですが、
それ以外にも、ストレス過多で交感神経が優位になり、
副交感神経が上手に働かないことによっても、起こってしまうのです。

どのようなメカニズムかと言うと、
ストレスに晒され続けて交感神経が優位の状態を長く過ごすと、
白血球の中の「顆粒球」というものが異常に増えます。
この顆粒球は、細菌と戦って死滅するとき、
あの美容や健康に良くないことでおなじみの活性酸素を出し、
その周辺の健康な組織や細胞を破壊してしまうのです。

それが口の中に生じると、口内炎と呼ばれるできものになります。
つまり、口内炎も後鼻漏と同じく、交感神経が働き過ぎて、
体がエラーを起こしている状態になってしまうために発生する症状と言えるのです。

後鼻漏についてはこちらの記事もご参考に!

副交感神経を上手に働かせるためには

では、交感神経が優位な状態を抑えるためにはどうすれば良いのでしょうか。

それは、その対極にある自律神経、副交感神経を上手に働かせることです。
ご存知の人も多いと思いますが、交感神経と副交感神経は、
片方ずつがバトンタッチしながら働き、身体を動かすことと休ませることのバランスを取っています。

ですから、副交感神経を優位にすれば、自動的に交感神経の働きは落ち、
身体がおのずと休眠モードに切り替わっていくのです。
そして、後鼻漏の症状も感じなくなり、口内炎もできにくくなるというわけです。

このために必要なことは、まずはストレス解消
普段から、ストレス源として自覚している物事を遠ざけ、楽しいことだけをする時間を持ちましょう。
自分を追い込みすぎる性格の人は特に、趣味の時間もストレス源のことを考えてしまいがちなので、
それを意識して避けるようにして下さい。

また、ゆっくりぬるめのお風呂に浸かって身体と心をリラックスさせたり、
食事を決まった時間に3食欠かさず摂ることで、
体内時計が正常化して、副交感神経に切り替えやすい状況を作ることができるのです。

お風呂に長く浸かることが苦手な場合は、
浴槽の電気を消してアロマキャンドルを灯し、好きな音楽を聴いていると
いつの間にか時間がたって、リラックスできるのではないでしょうか?
音楽は、ハードではないものを聞きましょうね。
リラックスしすぎて、気がつくとお湯が冷めていたなんてことがないように気をつけましょう。

以上のような方法を心がければ、時間はかかりますが、
徐々に副交感神経が働きやすくなり、身体をリラックスさせやすくなります。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。
2つの不快な症状ストレスの関係、その対処法についてご説明しました。
これらを実行することにより、不快な症状に敏感になることも少なくなりますし、
白血球の働きも正常化します。

そうなると、身体が休まるだけでなく、後鼻漏の症状を感じにくくなり、
口内炎も発生しにくくなるので、まさに良いことずくめです。

ただ、交感神経が悪いわけではないことを、理解しておきましょう。
交感神経は、もしもの時の集中力を発揮したり、素早い判断ができるように
脳を活性化する働きを担っています。

ですから、完全に交感神経が働きづらくなると、それはそれで大変なことになりかねません。

人が生きる上で必要なのは、「オン/オフを明確にすること」です。
働くときは集中して働き、帰宅したらスイッチを切ってリラックスする、
というのが健康の秘訣と言えるでしょう。