外反母趾は足の親指が変形してくの字に曲がり、
付け根の部分が外側に大きく突き出します。

外反母趾の治療は初期ならばトレーニングや靴の変更、
サポートパットなどで行えますが、酷い場合は手術となり、
その時に使われる方法の1つがミッチェル法という手術法です。

この手術は親指の付け根の骨を切って接合します。

外反母趾とは

2016-02-26b

外反母趾は足の親指が小指側にくの字の形に曲がるという骨の変形症です。
主に女性に多いとされる病気で、
その原因は合わない靴やハイヒールによるものとされています。

また、関節リウマチという病気から外反母趾になる場合もあり、
この病気もまた女性に多いものとなっていて、
年齢も10代から高齢までと幅が広く、
近年の子供用靴の多様化で弱年齢化しているとも言われています。

外反母趾になると足の親指が人差し指に被さったり
圧迫したような状態になるだけでなく
親指の付け根部分が外側に出っ張って変形を起こします。

この変形が大きくなればなるほど、
出っ張り部分の神経が圧迫されて痛んだりなどして、
歩行に困難を来してしまう事になります。

また、歩行のバランスが崩れる事により全身の筋肉のバランスも崩れてしまい、
身体全体の不調や骨の変形に繋がってしまう事もあり、
決して軽く見る事の出来ない病気です。


靴による足の変形が女性に多いのは
女性の骨が男性に比べて柔らかくて曲がりやすいからとも言われています。

外反母趾の治療

外反母趾は軽い状態ならトレーニングで治す事が可能とされています。
もちろん前提条件として合わない靴は変える必要があります。


参照:楽天市場

靴に外反母趾用のインソールなどを入れて
痛みを軽減させる方法もあります。
インソールの詳細はこちら

また、普段は裸足で歩いたり、
鼻緒がある下駄やサンダルなどを履く事も効果があるとされています。

つまり合わない靴だけでなく、
足の指の筋力の衰えが外反母趾の原因の1つであると考えられているのです。
その為、足の指の筋力を鍛えるストレッチなどもあります。

ただし、これらの治療は予防やごく初期の軽い症状の人には有効ですが、
骨が既に変形してしまっている方にはあまり効果がありません。

そのような方にはこのような基礎の治療の他に、
やや進んだ症状用の治療として保存療法という治療方法があります。

例えば靴の中敷きに足のアーチを回復させるサポート板を入れて歩く事で
正常な状態に戻す方法や、親指に装着するバンドや指の間に挟む矯正装着器具などが保存療法の1つです。

外反母趾の手術ミッチェル法とは

軽い治療ではどうにもならない酷い変形に至った外反母趾は手術で治療する場合があります。

その方法の1つがミッチェル法です。
実は外反母趾の手術法にはかなり色々な種類があり、
その人の状態によってその方法を決めるのが一般的とされています。

その中でもミッチェル法は重度の外反母趾に対して行われる手術で、
大別して中足骨骨切り術と呼ばれている術法の1つです。

この手術では足の親指の根本部分の出っ張りを削り、
曲がっている関節の下部分にV字の切り込みを入れ、まっすぐに整えます。

これをワイヤーで固定して自然に癒着するのを待ってワイヤーを取るのです。
この方法の良い点は人工物を一切入れずに治療が完了するので、
治った後普通に活動出来るようになるという事です。

特に若い患者さんの場合は出来るだけ自然に治療が完了する事が望まれるので、
この方法はポピュラーな手術法と言って良いでしょう。

手術でどのくらい入院してどのくらいで歩けるようになるの?

手術を受けたいけど踏み切れないという方にとって最も気になるのは入院日数と、
どの程度の期間を掛ければまたちゃんと歩けるようになるのか?という事ではないかと思います。


実際に経験した方が身近にいるとなんとなく分かりますが、
もうちょっと詳しく説明しますと、外反母趾の手術の場合、大体入院期間は4、5日です。

その後は通院治療になり、
2週間程はギブスで固めて手術した足に負担を一切掛けないように生活します。

その後ギブスを外して経過を確認しながらのリハビリを開始し、
大体2ヶ月ぐらいで自力で歩けるようになるようです。
これは平均的な日数なので、その方の状態によっては早くなったり遅くなったりする事もあるでしょう。

このように結構長い時間行動が制限されてしまうので、
手術とその後のリハビリが辛いという場合は
変形が酷くなる前に治療を始める事をおすすめします。
手術が怖いからと病院を避けていると逆に手術しなければならなくなってしまうので要注意です。