伝染性紅斑という病気を知っていますか?

よく聞く名前でいうところのリンゴ病です。
ほっぺが真っ赤になるのが特徴的ですが、
伝染性紅斑は子供だけではなく大人が感染する可能性もある病気です。

さらには、妊婦が感染すれば大変なことになる可能性も。
感染経路についても詳しくご紹介していきます。

伝染性紅斑とは?

2016-02-05b

伝染性紅斑とはどういう病気でしょうか?

伝染性紅斑というとわかりにくいですが、伝染性紅斑はリンゴ病の医学的な名前です。

特に5〜9歳ごろの子供が感染することが多く、
その特徴がりんごのようにほっぺが真っ赤になることからリンゴ病といわれています。

リンゴ病は、パルボウイルス科エリスロウイルス属B19ウイルスというものが
原因ウイルスになって感染します。

このB19ウイルスの特徴は、
赤芽球前駆細胞というもの感染し、そこで増殖します。

ウイルスは赤血球の膜の表面にある、
P抗原というものを受容体にするという特徴ももっています。

リンゴ病の症状は、ほっぺが真っ赤になるだけではなく
その後にレースのような発疹が手足に出てきます。

しばらくすれば自然と発疹がなくなり、治ります。
子供だけが感染するとばかり思われていますが、大人も感染する病気です。

大人が感染した方が、症状が重くなることが多いです。
大人の場合は、子供のようにほっぺが真っ赤になることはほとんどなく、
手足に出る発疹だけではなく、
全身に倦怠感や関節炎などの症状が出て苦しむことが多いです。

特に、お腹に赤ちゃんのいる妊婦さんが伝染性紅斑になると
お腹の赤ちゃんも感染してしまいます。

そうなると、お腹の赤ちゃんは貧血を起こし
お腹の中で命を落としたり、早産や流産になったりなどの可能性があります。
また、胎児水腫になってしまうことも考えられます。

伝染性紅斑の感染経路は?

では、伝染性紅斑はどのようにして感染してしまうのでしょうか?
伝染性紅斑は、飛沫感染と接触感染によって感染します。

咳やくしゃみ、話をしている間に飛んでしまうつばなどからも
簡単に感染してしまいますし、
咳やくしゃみ、つばなどのウイルスがついた場所を触って
そのまま食べ物を食べるなどしてしまっても感染してしまいます。
特に、ほっぺが赤くなる前の時期に体の中でウイルスが
一番増殖するために学校などで感染が広がってしまうのです。

伝染性紅斑は輸血感染する?

伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルスB19に感染してから発症するまでに
10〜20日の潜伏期間があり、それからほっぺが赤くなり手足に発疹が出ます。

感染してほっぺが赤くなる間に風邪のような症状が現れることもありますが、
その時期にヒトパルボウイルスB19は体内の血液の中でウイルスが増えます。

なので、その時期に人にうつしてしまう可能性が高くなります。
また、ウイルスが血液の中に入って全身に広がっていく状態はウイルス血症といわれています。

血液中にウイルスが増殖しているこの時期に、
例えば献血などに協力した場合、
その血液はヒトパルボウイルスB19に感染しています。
その血液を輸血された人は、輸血感染する可能性もあるのです。

伝染性紅斑の予防法は?

子供も感染してしまえば、学校や保育園に行けなくなってしまいますし
さらには大人が感染すれば症状が重くなることが多いです。

そして、妊婦さんの場合にはお腹の中の赤ちゃんの命に関わる問題だからこそ
予防を心がけることは大切です。
伝染性紅斑の予防法はどのようにしようとしたらよいのでしょうか?

手洗いうがい

接触感染飛沫感染するウイルスに関しては、手洗いうがいがとにかく大切。
知らず知らずに内にウイルスに触ってしまっていることもあるからこそ、
何か口にする時には必ず手を洗う、うがいをするということを意識してください。

マスク

人の多い所に行く時はもちろんのこと、
電車やバスなどに乗るときも感染に注意しなければいけません。
そんな時にマスクを意識してつけることで予防になります。

まとめ

伝染性紅斑は、いわゆるリンゴ病です。
ほっぺが真っ赤になってレースのような発心が手足に出るのが特徴のウイルス感染症です。

飛沫感染や接触感染から感染することがほとんどですが、
血液中にウイルスが増殖している状態で献血など血液を提供した場合、
その血液はウイルスに感染した状態になってしまいます。

その血液を輸血した場合、輸血感染する可能性もありますよ。
大人が感染すると症状が重症化することも多く、
妊婦の場合にはお腹の赤ちゃんの命に関わります。

大人だから感染しないと侮ることなく、
特に感染が活発になりやすい1〜7月には感染予防を心がけてくださいね。