夏に流行する病気は様々ありますが、そのひとつにエンテロウイルス髄膜炎があります。
ウイルス性髄膜炎はウイルスが髄膜に炎症を起こしてしまうことで発症しますが、
その原因となるエンテロウイルスとはどういったものなのでしょうか?

ウイルス性髄膜炎とはどういう病気?

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ウイルス性髄膜炎無菌性髄膜炎とも呼ばれる病気です。
頭がい骨と脳の間にある髄膜という部分がウイルスによって炎症してしまうもので、
特に夏に発症しやすいです。

ウイルス性髄膜炎になると、発熱や頭痛、嘔吐などの症状が現れます。

また、膝を直角にした状態から膝を伸ばすことができないという
ケルニッヒ微候という症状もあります。

乳幼児がウイルス性髄膜炎になると発熱はもちろん
常に不機嫌でミルクも飲まなくなってしまします。

ケルニッヒ微候の症状が出ないこともあるので、
髄膜炎を診察するのが難しいとも言われています。

髄膜炎の原因はエンテロウイルス!

ウイルス性髄膜炎を引き起こす原因となるのが、エンテロウイルスです。
エンテロウイルスとは、ポリオウイルス、コクサッキーウイルスA郡、
コクサッキーウイルスB群、エコーウイルスなどの総称のことをいいます。

夏に活発になり、子供の病気でも有名な手足口病ヘルパンギーナを引き起こすのも
このエンテロウイルスに属するウイルスなのです
エンテロウイルスは、飛沫・便・接触などで感染するものなので、
普段からうがい手洗いなどには十分に気を付けることが大切です。

髄膜炎には細菌性のものもある!

ここまではウイルス性髄膜炎についてご紹介していきましたが、
実は髄膜炎には細菌性髄膜炎というものもあります。
細菌性髄膜炎は特に乳幼児に起りやすいです。

細菌性髄膜炎の原因は、3か月未満の赤ちゃんであれば大腸菌B型連鎖球菌が原因です。
それ以上であればインフルエンザ菌肺炎球菌、髄膜炎菌などが原因となります。

症状としては、急にはげしい頭痛や高熱などが現れて、
髄膜が刺激されている時に出るうなじの硬直などの特徴的な症状が出ます。

細菌性髄膜炎は、感染すると重症化しやすいもののため、
感染が見られたら病院ですぐに診てもらうようにしてください。

エンテロウイルスを予防する!

髄膜炎をはじめ、様々な病気を引き起こしてしまうエンテロウイルス。
病気になる前に予防したいものですよね。

エンテロウイルスを予防するにはどういったことに注意すればいいのでしょうか?

うがい・手洗いは徹底的に

エンテロウイルスは接触することで感染します。
また飛沫感染もするため、外から帰った時にうがい手洗いを念入りにすることは大切なことです。

手洗いうがいに加えて消毒も忘れないようにしましょう。
洗面所やキッチンに一本置いておくといつでも消毒ができますよ。

タオルは同じものを使わない

顔や口を拭ったタオルには、ウイルスがついている可能性があります。
そのため、タオルは同じものを使わないということが大切です。
バスタオルもフェイスタオルも個人個人で使うことが感染予防になります。

便にも気を付ける

まだ子供がおむつをつけているというママ。
便にもウイルスがいるため、便に触ってしまったら丁寧に手を洗うようにしてください。

湿度は適度なものを保つ

湿度が高すぎても低すぎてもよくなく、適度な湿度を保つことが大切です。
湿度は50~60%ぐらいになるように冬であれば加湿器を、
夏であれば除湿でコントロールするようにしましょう。

健康管理が大切

普段から健康管理に気を付けていることが大切です。
体の状態が良ければ免疫力も正常なので、ウイルスにも対抗することが出来ますが、
体の状態が悪いと免疫力も弱り、ウイルスに抵抗できなくなってしまいます。
そのため、規則正しい生活を心がけるようにしましょう。

人ごみに行くときにはマスクを

冬場は乾燥のためマスクをする人も多いですが、
ご紹介したようにエンテロウイルスは夏に活発化しやすいため、
夏でも人が大勢いるところへ行く際にはマスクをして感染を予防することも大切です。

まとめ

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エンテロウイルスは、様々な病気の原因となるウイルスです。
その病気のひとつに髄膜炎があり、細菌性のものよりは重症化はしにくいですが
それでもなってしまっては大変なので、普段から予防策をしておくことが重要。

うがい手洗いはもちろん規則正しい生活など、ウイルスに感染されないようにしておくことが大切ですね。