目が乾く、痛む……などの症状で知られるドライアイ。
この原因は、デスクワークや疲れ目、PCやスマホからのダメージだけではありません。
現代人に多い病気、うつ病や偏頭痛も、ドライアイに大きな関係があるというのです。
このドライアイの原因や治療法、予防法などについて詳しくまとめました。
ドライアイとは?
ドライアイの主な症状は、
目のかすみや乾燥、ゴロゴロとした異物感などが挙げられます。
これは、目を覆う涙の膜が薄くなって、
そのせいで目の表面が傷付いて生じるものです。
原因としては、コンタクトレンズの長時間装用、
PCやスマホ画面を長時間見続けることで受ける、
目へのダメージ、疲れ目、空気の乾燥などがあります。
これらの原因により、涙の分泌量が少なくなってしまい、
結果的に目に傷が付いてドライアイの症状を呈するようになるのです。
涙の分泌量は一度減ると
元に戻りにくいと言われているので、予防することが何より大切なのです。
目の症状については、こちらの記事もご参考に♪
うつ病のせいで偏頭痛やドライアイを引き起こす?
うつ病、偏頭痛、そしてドライアイには、
密接な関係があることをご存知でしょうか。
うつ病になると心身の制御を行う自律神経が乱れて、
様々な症状を引き起こします。
そして、自律神経が乱れると、ドライアイにもなりやすくなるのです。
目を覆う涙の分泌を司るのは副交感神経で、
うつ病になるとこれがうまく働かず、
涙が出にくくなって目が傷付きやすくなってしまうからです。
また、うつ病の身体症状に
偏頭痛があることはよく知られていますよね。
これも、自律神経が乱れることにより生じる症状です。
交感神経が必要以上に働くと、
頭に血液を送る血管が収縮して偏頭痛を起こしやすくなるのです。
しかも、ドライアイになると目が疲れ、
肩や首がこりやすくなるため、これもまた偏頭痛を悪化させる要因になります。
また、逆に首のこりが続くと
これまた自律神経が乱れ、うつ病の原因になるというのですから厄介です。
つまり、うつ病、ドライアイ、偏頭痛の三つは、複雑な相関関係にあると言えるでしょう。
ドライアイはどんな治療を行うの?
あまりに深刻なドライアイの場合、眼科で治療を行う必要があります。
それほど重篤ではない場合は、
人工涙液という涙に近い成分の目薬を点眼する方法をとります。
人工涙液でも症状が良くならなければ、
涙点プラグというシリコン製やコラーゲン製の栓を涙点に挿入し、
涙の量を調節する治療を行います。
涙点は、余分な涙を鼻へと流す小さな穴ですが、
これを塞ぐことで目に涙が十分に行き渡るようにするのです。
それでも症状が改善されない場合は、ただ涙が少ないだけでなく、
目についた傷を修復する力が弱いことが考えられます。
その治療には、自分の血液を採り、
そこから目の細胞の代謝を促す成分を含んだ血清を抽出して
点眼する方法(自己血清点眼)がとられます。
費用は、人工涙液の目薬や涙点プラグは
保険適用になりますが、自己血清点眼は保険適用外です。
ドライアイの予防のためにできること
上記のように、一度発症すると意外に治療が面倒なドライアイ。
やはり、予防に徹するのが得策のようです。
◎グッズ
東海光学『ビューナル(PC用)』
ブルーライト対策の為、パソコン作業時に使用。
フレームが目を覆う為、周りからの外光もカット。
また目の周りの湿度が保たれる為、ドライアイ対策にも。
欠点、夏場は蒸れるw
芸人、宮川大輔氏っぽくなる為「なんでやねん」と、ぽく言ってまうw pic.twitter.com/c8lnfzgwfo— nikuringo_on_pc (@nikuringo_on_pc) October 20, 2016
お値段はそう高くなく、おしゃれなものも多いので、
デスクワークの人の必需品になりつつあります。
ファッションの一部としても使えそうです(*^^*)
また、普段から部屋の湿度が下がらないようにして、
目が乾燥することを防ぐ方法もおすすめです。
もちろん、コンタクトを長時間着けない、暗いところでの読書などをやめる、
夜更かしを控えるなど、目に優しい生活を送ることも大切です。
温めるタイプのアイマスクなどを当てるのも、
日々の目の疲れを癒すことができ、ドライアイ対策に効果的ですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
現代病の一つともいわれている、ドライアイについてご説明しました。
もし、自分がドライアイかどうかわからないという人は、
下の動画のように診断してみて下さい。
10秒間まばたきせずに目を開けていられないという人は、
ドライアイの可能性大です。
ドライアイは一つ一つは大したことのない症状に思えますが、
やはりデスクワークをしていると、
目が正常に働かないことで作業がはかどらなかったり、
集中力を削がれたりするため、看過できません。
軽いドライアイなら市販の目薬などで対策できますが、
重篤な場合は、医療機関での高度な治療が必要になることもあります。
目の不調が気になりだしたら、眼科へ相談してみて下さいね。