2014年のこの時期、60年ぶりに国内で感染がわかったとして話題になった病気があります。
そう、デング熱です。

デングウイルスによって発症する病気で
感染すると発熱や全身の痛み…蕁麻疹のような発疹など
実に多種多様な苦しみが襲ってくる嫌な病気です・・・
さて、今年もシーズンがくる前に対策などの予備知識をつけておきましょう

デング熱はデングウイルスが原因の感染症。

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主な症状は激しい全身の痛みと熱、そして発疹です。
軽度であればはしかに似たような症状が出るだけですが、
重症になるとデング出血熱となり出血性ショックで命を奪われる場合もあります。
国内で死者が出ていないとは言え、侮ってはいけない病気です。
では、デング熱を媒介するのは何だったでしょうか?
そう、皆さんご存知のとおり「」です。
しかし、デング熱を媒介する蚊はもともと日本にはいません。
そのため、何らかの理由でその蚊が日本に持ち込まれて、そこから感染が広まったと思われます。
問題になったのは2014年の話ではありますが、2015年もそろそろ蚊の時期がやってきます。
まだ病原体のウイルスが日本に残っている可能性があるので、注意が必要ですね。
それでは今回は、デング熱についてその症状や対策などを詳しく見ていきましょう。

デング熱にかかったらどうなる?

実はデングウイルスに感染しても、
必ずしもデング熱を発症するとは限らないということをご存じでしたか?
発症するのは、感染者のうちたったの2割と言われています。
それも、発症者の大多数が合併症出血症状を伴わない軽度のもので済みます。
しかし、発症者のうち5%は重症となり、
そのうちごく一部ではありますが死に至る人もいるのです。
特に子供やお年寄りなど、免疫力の低い人たちが重症になりやすいです。
症状は、上に書いたとおり発熱や全身の痛み、そして発疹です。
発疹は蕁麻疹のような症状が見られます。
この発疹からは軽い出血がみられるほか鼻や口などの粘膜からも出血する場合があるようです。

熱は40度以上の高熱が2日以上、長い人だと一週間も続きます。
また、全身がまるで「骨が折れたかのように」痛むということから
英語ではデング熱は「break-bone-fever(骨折熱)」とも呼ばれています。
命に関わるような症状でないといっても、
全身に蕁麻疹が発生したり高熱が一週間出たり、
骨が折れたように節々が痛むとなると、その苦しみは想像を絶するものでしょう。
できることなら、感染しないで済みたいものです。

デング熱についてはこちらの記事もご参考に!

症状が重くなると・・・

では、重症化するとどんな症状になるのでしょうか?
まず、毛細血管の透過性が増すことによって腹腔などに水がたまってしまいます。
また、消化器では臓器障害大量出血が引き起こされます。
その後、意識の低下・てんかんや脳浮腫が起きる場合もあります。
もちろん、これらの症状は滅多に発生するものではありません。
しかし、2回目の感染は1回目に比べて重症化のリスクも高くなりますし、
万が一のことを考えて頭に入れておいてもいいでしょう。

予防法は?

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基本的にデングウイルスは、ヒトヒト間の感染は起きません。
つまり、デング熱を発症・デングウイルスに感染した患者と接触したとしても、
二次感染のリスクは極めて低いということになります。
これはちょっと安心できますね。
ですから、必要となる予防法は虫刺され対策のみとなります。

デングウイルスを媒介する蚊が生息している地域に行く場合には、
多少暑くても長袖長ズボンが必要となります。
また、虫除けなどの対策も心がけましょう。
虫が嫌いなハッカが虫除けに最適ですよ♪

そして、もし感染した場合は早めの治療が大事ですから、
発熱などの症状があらわれたら「きっと風邪だろう」と見過ごすのではなく、
必ず病院に行くようにしましょう。
これらを心がければ、デング熱は必要以上に怖がらなくていい病気だと思います。
予防には、病気に対する知識と早めの行動が何より重要です。
これから来る夏に備えて、この記事の内容がすこしでもみなさんのお役に立てればと思います。