成人の身体の60%は水分で出来ています。
そのため、水分が不足すると身体はパニックを起こします。
それが脱水症状です。
脱水症状には様々な症状がありますが、
急性腎不全や頻脈性不整脈などの怖い病気を引き起こす可能性もありますので気をつけましょう。
どちらも医療機関での治療が必要な病気です。
その他にも、めまい、痙攣、意識障害などを引き起こすことがありますので、
脱水症状にならないように予防することが大切です。
今回は、脱水症状の対処法や予防法も併せてご紹介します。
腎不全を引き起こす可能性がある脱水症状
脱水症状を起こしてしまうと、腎臓の糸球体という細胞を傷つけてしまいます。
腎臓は水分が行き渡らないと細胞自体が硬くなってしまい、腎不全を引き起こすことがあります。
腎不全とは徐々に腎臓の機能が低下して、
老廃物の排泄や水分調節機能などが働かなくなる状態をいいます。
脱水症状のその他の症状については、こちらの動画を参考にしてください。
頻脈とは?
頻脈とは、1分間に100以上の脈拍のことをいいます。
正式な病名は頻脈性不整脈です。
水分や電解質が失われると脱水症状を起こしますが、
水分より電解質の喪失が多い場合はナトリウム欠乏性の脱水症状となります。
これを低張性脱水症といい、血圧低下、頻脈などの症状が出ます。
脱水状態になると体の隅々まで血液を送るため、頻脈になることが多いよ。
— ヴェールヌイ (@Tsapsaanja) April 19, 2017
血液を送るために、身体が頑張りすぎてしまうのです。
腎不全や頻脈は治る?
どちらも早期に治療を開始すれば、回復する可能性があります。
腎不全になってしまったら泌尿器科を受診します。
急性腎不全の場合は、食事療法や投薬治療によって腎機能が回復する可能性があります。
慢性になってしまうと継続的に透析治療が必要になります。
頻脈の場合は、循環器内科を受診します。
一般的には投薬治療が中心ですが、症状によっては外科手術になることもあります。
脱水症状には経口補水液がおすすめ!
脱水症状を起こした時には経口補水液を摂取しましょう。
水分、糖分、塩分を含んでいて、体液に近い液体と言われています。
電解質と糖質の配合バランスが良いため飲む点滴とも呼ばれています。
大活躍中の経口補水液OS−1。美味しい(と思える場合は脱水症状:かかりつけ薬剤師さん談)。この3日間で、何本空けたかなあ(^^;;? pic.twitter.com/yRSm95dm60
— 重戦車 (@tescowaitrose) May 12, 2017
「美味しい」と感じるのは、身体が水分を欲している時らしいですよ!
脱水症状についてはこちらの記事もご参考に!
理想的な水分補給で脱水症状を予防!
脱水症状の予防のためにはこまめに水分補給をすることが一番です。
汗をかくと体内のミネラルも失われてしまうため、
暑い時期には塩分を含んでいる飲み物を利用しましょう。
水分補給には経口補水液やスポーツドリンクが適しています。
起床時、就寝時、入浴後、飲酒の後は水分が不足しやすいので気を付けましょう。
スポーツの前後にも必ず水分補給をしてくださいね。
一気に大量の水分を摂るのではなく、
200mlくらいの水分を数回に分けて摂取することが大切です。
ところで、明日は、久々のラウンドですが、暑い時のプレーで必要なものと言えば、スポーツドリンクです。明日、早朝、買ってきたスポーツドリンクの粉末を水筒に入れ、冷たくして持っていきます。人間、楽しく遊ぼうと思えば、マメに準備をすることです(笑)。 pic.twitter.com/6wZfk9InUO
— 倉本清三郎 (@oyassannsabu) June 4, 2017
運動をするときには、粉末の方がコスパが良いかもしれませんね。
まとめ
- 腎臓の水分が不足して、腎不全を引き起こす可能性がある
- 頻脈とは1分間に脈拍が100以上になること
- 脱水症状によりナトリウムが不足すると、頻脈性不整脈になる可能性がある
- 腎不全は泌尿器科で投薬治療をする
- 頻脈性不整脈は循環器内科で投薬治療をする
- 水分補給には塩分を含む経口補水液やスポーツドリンクなどが適している
- 水分補給は、200mlくらいの水分を数回に分けて摂取すると良い
今回の内容をまとめるとこのようになります。
脱水症状は、様々な病気を引き起こす可能性があるので、予防することが一番大切ですね。
こまめに水分補給をして、身体を労わってあげましょうね。