夏のムシムシじめじめとした時期に怖いのが食中毒です。
特に生ものを食べるときはかなり気を遣うことが多いですよね。
その食中毒の中でも多くを占めるのが、腸炎ビブリオです。
でも腸炎ビブリオってなかなか耳にしないものですよね。
食中毒から身を守るためにも腸炎ビブリオについて知っておく必要があります。

腸炎ビブリオって?

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腸炎ビブリオは、腸炎ビブリオと呼ばれる細菌による食中毒です。
といっても腸炎ビブリオが全て人間に害かというとそうではなく、
腸炎ビブリオの中でもTDHTRHという病原因子をもっているものが食中毒を引き起こしてしまうのです。
腸炎ビブリオになると、大体8~36時間ぐらいで食中毒の症状を発症します。
下痢、腹痛、嘔吐、発熱などが起り、腸炎ビブリオの場合はその症状が重たいことが多いのも特徴です。

腸炎ビブリオの原因となるものは?

では腸炎ビブリオにはどうやったらなってしまうのでしょうか?
腸炎ビブリオになる原因は海産物です。
腸炎ビブリオは海に住んでいるため、
腸炎ビブリオがついている海産物を食べることによって体内に腸炎ビブリオが入ってしまうのです。
青魚、タコやイカ、貝類についていることが多く、
こういった海産物を生で食べることで食中毒になる恐れがあります。
また腸炎ビブリオは細菌のため、拡大するのも特徴。
例えば海で釣ってきた魚や貝を自宅でさばいた時に腸炎ビブリオがついていて、
包丁、まな板、冷蔵庫などのようにどんどん拡大していってしまうのです。
そのため、海産物を食べていないとしても海産物から腸炎ビブリオが
うつったものを食べることで腸炎ビブリオを発症してしまうのです。

腸炎ビブリオの治療法は?

腸炎ビブリオは軽視してはいけません。
大抵は数日で回復するものですが、夏場は夏バテなどで体が弱っていることもあるため
免疫が低下していると治りが遅くなるどころか、悪化することもあるのです。
病院で診てもらっても、対症療法になるだけです。
そのため、とにかく安静にしておくということが大切です。
そして注意が必要なのが、下痢や嘔吐によって脱水症状になってしまうかもしれないということ。
そのため、水分補給はこまめに行うように心がけましょう。
ちなみに下痢止めをもらうこともありますが、下痢をすることによって体内の細菌を排出しています。
そのため、つらいですが下痢は止めない方が治りが早いともいわれています。

こちらの記事でもビブリオ菌について詳しく説明しています。

腸炎ビブリオにならないための食事

腸炎ビブリオは怖いけど、やっぱりお刺身は食べたいし魚介類を食べないなんて選択はなかなかできませんよね。
そのため、食事を作る上で以下の点を注意するようにしましょう。

食事での注意点1…調理方法

魚介類を食べる際には出来る限り加熱調理をすること。
腸炎ビブリオの特徴として100度以上だと数分で死んでしまうということがわかっています。
また魚介類を調理する際には必ず真水で菌を落すようにきれいに洗いましょう。

食事での注意点2…保存方法

魚介類を保存する際には必ず冷蔵庫で保存するようにしましょう。
温度ですが5℃以下に設定することが大切。
というのも、腸炎ビブリオは5℃以下だと繁殖しないという特徴があるからです。
また他の食品に腸炎ビブリオの菌が付着しないように冷蔵庫のつめすぎには注意しましょう。

食事での注意点3…調理器具

魚介類を調理した場合、調理器具にも細心の注意を払う必要があります。
まず包丁やまな板は魚介類専用のものを作るなどして、
調理過程で他の食材に菌が付着しないようにします。
また調理器具を使用した後は出来るだけ熱湯消毒するように心がけましょう。

キッチンハイターで除菌水を作り、使用後はつけ置きするといいですよ。
もちろんふきんにも菌が付着する可能性はあるため、
魚介類専用のふきんを作ることも心がけましょう。
ふきんなども、菌が繁殖しやすいのでハイターで必ず除菌しましょう。

まとめ

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腸炎ビブリオは食中毒の中でも特に発症率が高いものです。
だからこそ、とにかく魚介類を食べる際には注意をする必要があります。
出来るだけ生では食べないとか、調理器具や保存方法にまで気を遣うことで効果的に予防することが出来ますよ。