風邪などによって熱が出るということはよくありますよね。
でもそういった時は頭痛や鼻水などを伴うため
なんとなく風邪かな?と予想することができます。
ですがなかには、熱しか出ない。
といった症状が出ることも。
これは何かしらの病気の兆候かも?
不明熱についてご紹介していきます。

不明熱とは?

2015-07-18-1b
不明熱とはいったいどういうものなのでしょうか?
不明熱は、その名の通り熱は出るけどその原因がわからないというものです。
定義として38.3度以上の高熱が3週間以上続くこと。
さらに、入院を1週間して検査しても原因がわからないものとされています。

不明熱の場合どんな病気が考えられる?

不明熱とされた時、どんな病気である可能性が高いのでしょうか。
実は不明熱の場合、多くの原因は感染症であることが多いです。
感染症と言っても様々な感染症があるため、なかなか原因を確定することが出来ないのですね。
そして、感染症でない場合だと悪性の腫瘍が出来ていたり、
膠原病であったりという原因も考えられます。
悪性腫瘍の場合だと、悪性のリンパ腫大腸がん、
胃の細胞がんである可能性が高いとされています。
ちなみに膠原病とは、通常病気は何かしらの臓器が原因で起きることが多い
ですがそうではなく、様々な臓器が同時に障害をもち何が病気の原因かを特定しにくいものを言います。

腸チフスも不明熱とされることが多い

感染症のひとつである腸チフスも不明熱であると診断されてしま事があります。
腸チフスサルモネラ菌によって引き起こされる感染症です。
サルモネラ菌が口から入ると、サルモネラ菌は腸のリンパ節で増えて潰瘍を作ってしまいます。
またそれだけではなく、サルモネラ菌は血液にのって全身へ菌を運ぶのです。
菌が全身にまわることによって、38℃以上の高熱が出てしまいます。
ただ、腸チフスの特徴としては熱が出ることだけがほとんどで、
風邪だから風邪薬を飲んで寝ていようと病院で診断を受けないという人もなかにはいるのです。
ですが、腸チフスは適切な治療を受けない限り熱は出続けます。
そのため、38℃以上の熱が出ている時には侮ることなく病院で診察を受けるようにする必要があります。
腸チフスの診断には時間がかかることが多く、
血液検査でも腸チフスだと診断することが出来ないことがあります。
そうなると血液培養を行い、そこでサルモネラ菌を確認するしか方法がないのです。
そうなった場合に1週間以上診断にかかることもあるために、
不明熱とされてしまうことがあるのです。

今のところ、腸チフスのワクチンは日本では承認されていないようなので
手洗いうがいしか予防方法がありません。
それに加えて、除菌もすると効果的かもしれませんね。

こちらの記事でもサルモネラ菌について詳しく説明しています。

不明熱はストレスが原因で起きることも!?

感染症や悪性腫瘍、膠原病などによって不明熱が起きる可能性が高いとここまでご説明していきました。
ですが、原因不明の不明熱が急激に増えたことがありました。
またこの不明熱の特徴としては、熱に加え倦怠感や集中力が低下するなどの症状も起きてしまうというものです。
そしてこれが心因性発熱ということがわかったのです。
では心因性発熱は何が原因でなってしまうことが多いのでしょうか?

心因性発熱の原因1…ストレス

多くの心因性発熱の原因はストレスになります。
例えば、学校で何かしなければいけない日の朝に限って
熱が出て学校にいけない、という子供は少なくありません。
でも学校に行かなくていいとわかった途端に熱が下がるのです。
これは特に子供に多い心因性発熱です。

心因性発熱の原因2…慢性的なストレス

仕事や人間関係などにおいて慢性的にストレスを受けている場合にも
心因性発熱を発症することがあります。
慢性的なストレスの場合は高熱というよりは37~38℃ぐらいの微熱がずっと持続するのです。
微熱のため我慢することもできますが、倦怠感集中力の低下によって
仕事にも集中できず余計にストレスがたまってしまうこともあるようです。

心因性発熱の原因3…ストレスと慢性的なストレスの合併

急激なストレスと慢性的なストレスによる心因性発熱を合併しているという場合もあります。
日頃から微熱が続き、何かあるという時にはぐっと熱が上がるということもあるのです。
原因23は特に大人がなる確率が高く、微熱以外の症状はほとんどないため
原因がわからないままという人も多いのです。

まとめ

2015-07-18-1c
原因がわからないけど熱が出続けている。
微熱だとしても、熱が出続けているということはあまりいい状態とはいえません。
だからこそ、まず熱が続くようであれば必ず病院で診断してもらう必要があります。
そして不明熱の場合、原因を探るため出来るだけ大きな病院で診てもらうことがおすすめですよ。