クエン酸中毒と聞いて、クエン酸を摂る事が恐くなりましたが、
実は飲食物等ではなく採血や輸血のときに起こる症状の事でした。

クエン酸自体はとても安全な栄養素で過剰に摂取しても中毒症状などの副作用はでません。
今回はクエン酸とクエン酸中毒についてご説明したいと思います。

クエン酸って何?

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クエン酸はグレープフルーツやレモンなどの柑橘類や梅干しなどに含まれる「酸っぱい」成分の事です。

クエン酸には「疲労回復」「血流の改善」「ミネラルの吸収を促進する」「美肌効果」
「痛風予防」など様々な効果があります。

特にミネラルの吸収を促進する「キレート作用」により、
健康と美容を維持するのに必要不可欠なミネラルの吸収を促進してくれる事で、
アンチエイジングガン予防の効果があります。

クエン酸中毒

クエン酸中毒と聞くと、クエン酸を沢山摂る事で起こる中毒の様に思われる方も
いらっしゃると思いますが、実際は献血や輸血の時に
血液が固まらないようにする為に使用されるクエン酸で起こる
「クエン酸中毒(低カルシウム血症)」の事を言います。

血液は血管から外に出ると固まる性質があります。
その為に、献血の時や輸血用の血液には血液が固まらないようにする薬(クエン酸)を混ぜています。

何故、クエン酸を混ぜると血が固まらなくなるかと云うと、
血が固まるにはカルシウムの働きが必要なのですが、
クエン酸にはカルシウムの働きを阻害する作用があるからです。

献血でも成分献血の場合は、必要な成分だけを抽出して残りの血液は体内に戻します。
その戻される血液の中にあるクエン酸によって手足のしびれこわばり、
気持ちの悪さなどの症状が起きます。

クエン酸は肝臓で分解されたり腎臓から尿として排出されるのですが、
身体に合わない方の場合、クエン酸の中毒症状が現われます。
成分献血によるクエン酸中毒では、採決前にカルシウムを摂ることで症状が改善する事があります。

成分輸血で気分が悪くなったり、手足のしびれがあるなどの
クエン酸症状が出る場合は看護師に早めに申告したり、相談してください。

輸血によるクエン酸中毒も、通常の輸血であれば一時的な物ですので心配いりませんが、
24時間以内循環血液量(体内の血管に流れる血液の量)以上を輸血する
大量輸血」の場合には、心機能に影響をおよぼして、
血圧の低下が起こる等の重篤な症状が起こる場合があります。

通常では、手足や口唇周辺のしびれや気分不良程度の症状で重篤な状態に陥る事は
殆ど有りませんが、症状が出た場合は早めに看護師に伝えて対応して貰ってください。

クエン酸の過剰摂取は大丈夫?

グレープフルーツやレモン、梅ぼしなどの食品に含まれているクエン酸は、栄養成分の一つです。
ですので、食品に含まれているような自然のクエン酸を過剰摂取しても、
中毒などの副作用の報告はありません。

また、医薬品として使用された場合による相互作用においても中毒等の副作用の報告はありません。
しかし、サプリメントとしてクエン酸を摂取する場合、
過剰に摂取するとサプリメントに含まれているクエン酸以外の成分の過剰摂取による副作用が起こる可能性があります。

こちらの記事でもクエン酸について詳しく説明しています。

上手なクエン酸の摂り方

【動画】炭酸水を”1杯3円”で作る方法(クエン酸+重曹)

クエン酸の理想の一日の摂取量は2gと言われています。
スポーツなどをするなら5g位摂取すると良いそうです。

クエン酸は、摂取量を増やしたからと言って、効果がより出るわけではありません。
また、一日に一度必要量を飲めば良いわけではなく、
時間と共に使われなかったクエン酸は体外に排出されてしまいますので、
一日に数回に分けて摂るようにするのが理想的です。

酸っぱいのが苦手と云う方は、
過熱してもクエン酸は壊れませんので料理やお菓子などに混ぜて食べると良いですよ。

まとめ

クエン酸中毒と云う言葉を聞いた時には、驚きましたが、採血や輸血の時に起こるもので、

飲食物としてのクエン酸なら、沢山摂っても大丈夫の様で安心しました。
ですが、過剰な分は体外に排出されてしまいますので、
どうせならば上手にクエン酸を摂取して、いつまでも若々しく健康な身体を維持したいものです。