ブタクサはちょっとした空き地や河原などの放置された空き地で
見かける事の多い地味な植物で、三角形のキク科らしい葉と、
花の時期には緑色の穂先のような花房を付けている植物です。

このブタクサは花粉症を引き起こすとされている植物の一つで、
秋口の花粉症の主な原因と目される植物でもあります。

花粉症と言えば目や鼻の炎症が症状としては知られていますが、
実は場合によっては肌荒れの原因となる事があります。

ブタクサってどんな草?

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実はブタクサは誤解して認識している人が多い植物です。
空き地に生える丈高い雑草で、頭頂部に黄色い派手な花房を付けている物を
ブタクサと認識してしまっている人が多いのです。

この背の高い雑草は、見た目のままの名前でセイタカアワダチソウと言います。
この植物は空き地管理には面倒臭い目立つ雑草ですが、
花粉症の原因にはならない安全な植物です。

花粉が黄色くて目立つので誤解されてしまって
この植物をブタクサと認識している人がとても多いとされています。
本当のブタクサはもっとひっそりとした植物で、
あまり目立たないのですが、繁殖力が強く、
気付くと大群生地が出来ているという事が間々あります。
おそらく人の手による根絶は不可能と思って良いでしょう。

キク科の植物らしい放射状に広がる葉っぱをして花房は少し稲穂に似た形をしています。
花を付けている時もさほど黄色味が目立たないので
花の季節を気付かない人も多いのですがこの植物は秋口に花を付けて花粉を飛ばします。

意外と知られていない花粉症皮膚炎

花粉症の症状として目や花の炎症、喉のイガイガは良く知られていますが。
アレルギーによる花粉症皮膚炎はあまり知られていないようです。

これは肌が赤くなったり、炎症を起こして痒くなったりする花粉症で、
目をこすったり、鼻をかんだりしているので
そのせいで顔が腫れたと思っていて気付かない人も案外多いのかもしれませんが、

花粉症皮膚炎はアレルギー性の皮膚炎なのです。
目が痒くてその周りをこすって肌バリアの機能が低下し、
そこにアレルゲンが付着して炎症を起こすという場合があるので
実際にこすった事が原因である事も多いようです。

それでも汗や皮脂が多い夏場は皮膚バリアがきちんと機能しているので
春から夏がピークの花粉症の場合は皮膚炎にならない場合が多いようなのですが、
秋から冬に至る時期に肌が乾燥すると皮膚バリアが低下し
花粉症皮膚炎が発症する事があるようです。

秋口がピークのブタクサはこの時期に合致しているのです。

ブタクサ花粉についてはこちらの記事もご参考に!

花粉症皮膚炎による肌荒れを防ぐには

実は鼻炎や目の炎症を起こさずに皮膚炎だけを発症する場合もあるようで、
その場合は自分が花粉症とは気付かないまま
なぜ肌が荒れるのか分からないままという事があるようです。

花粉症皮膚炎と診断された場合には
その治療は抗アレルギー内服薬と、皮膚炎用の外用薬を使って行われます。
ただ、花粉症皮膚炎による肌荒れの治療に大切なのは一番は保湿です。

その為、できるだけ低刺激性のもので
スキンケアを積極的に行う事も大切になります。
肌バリアが回復すれば自然に花粉症皮膚炎による肌荒れも回復するので、
お医者さんと相談しながら肌の保湿も平行して行った方が治療も早く完了するでしょう。

また、肌が乾燥する季節には積極的に保湿化粧品などで
スキンケアを行う事で、ブタクサなどによる花粉症皮膚炎をある程度防ぐ事が出来ます。

毎年秋冬に肌荒れが酷いという人は
もしかするとブタクサなどによるアレルギー性の
皮膚炎であるかもしれないと疑ってみても良いでしょう。

また、ブタクサの花粉はあまり遠くまで飛ばないとされるので、
草むらの近くには寄らないようにする事も有効な防御策です。

セイタカアワダチソウは安全です

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空き地に目立つ背の高い黄色い花があっても
花粉症の元ではないので目の敵にしたり、不安に思ったりする必要はありません。

このセイタカアワダチソウ=ブタクサ疑惑は
長年経過しても誤解され続けている場合が多く
ブタクサで検索するとセイタカアワダチソウの画像が出てきたりする程です。
花粉症が有名になった直後はこのセイタカアワダチソウは濡れ衣のせいで
随分駆除されたものですが雑草と呼ばれる植物の中でも色鮮やかな花を付ける
目立つ植物である事が災いしたと言えるでしょう。

ちょっと可哀想ですね。

とは言え、それでも未だにちょっとした空き地に繁殖しているので
繁殖力が強く、なかなかにしぶとい植物ではあります。

肝心のブタクサは目立たないので
ちゃんと知っていないと判別するのが難しいかもしれません。
アレルギーがある人は秋口は出来るだけ草むらを避けるようにした方が良いでしょう。