花粉症や、風邪のひき始めに起こる鼻炎って、本当につらいですよね。

でも、そんな時に、身体に喝を入れたいからと栄養ドリンクを飲んだりしていませんか?
もしも鼻炎薬を飲んでいるなら、それは、ちょっと危険なことなのです。

今回は、そんな鼻炎の薬と栄養ドリンクを併用してはいけない理由についてご説明します。

鼻炎、鼻づまりの原因とは

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まずは、鼻炎が起こる原因について知っておきましょう。

鼻炎は、症状こそ鼻水や鼻づまりと大差がないものですが、原因は様々です。
例えば、風邪のウイルスが鼻粘膜に感染し、炎症を起こしたために症状が出る「ウイルス性鼻炎」。

この原因となるウイルスは1種類ではなく、様々なウイルスによる感染から、鼻炎になるのです。
もちろん鼻以外にもウイルス感染するため、咳や喉の痛みなどが一緒に起こります。

他に、花粉やハウスダストなどのアレルゲンが鼻腔内に入ることにより症状が出てしまう
「アレルギー性鼻炎」も、有名ですね。

これは、免疫機能のエラーにより、身体に害の無いものまで敵と見なして、
免疫反応が起こることにより症状が出ます。

アレルギー性鼻炎の症状としては、さらさらした粘りのない鼻水が出て、
鼻の粘膜が腫れて鼻づまりが起こります。

他にも、萎縮性鼻炎、血管運動神経性鼻炎などが、鼻炎の種類として挙げられますが、
今回の主題である、鼻炎薬栄養ドリンクの関係にあまり関わりが無いので、
詳しい説明については、今回は割愛します。

鼻炎の薬とカフェイン

ウイルス性鼻炎にしろ、アレルギー性鼻炎にしろ、あまり重篤な症状でなければ、
市販の風邪薬や鼻炎薬で症状を抑えようとする人も、きっといると思います。

ですが、その薬の成分をしっかり把握しておかないと、他のものと飲み合わせた時に、
却って体調が悪くなってしまうこともあるのです。

まず、風邪薬には、咳を鎮める作用があるリン酸ジヒドロコデインなど、
副作用として眠気を引き起こすものが数種類含まれています。
また、鼻炎薬にも、アレルギー症状を抑える抗ヒスタミン剤が、同じく眠気を誘う作用があるため、
これらの薬には、眠気を覚ます無水カフェインが配合されていることが多いです。

これらの薬は、飲むと眠たくなることが周知されているので、
眠気を覚ます成分が入っているとは知らない人も多いと思います。
ですが、これを知らずに薬を飲んで、さらに眠気を覚ますためにカフェインを摂ると、思わぬ体調不良が生じるのです。

こちらの記事でも鼻炎について詳しく説明しています。

薬と栄養ドリンクのカフェイン

風邪などでぼーっとしている時に、しかも薬を飲んで眠気が起こっているからと、
頭をシャキッとさせようと、滋養強壮や眠気覚ましの効果がある栄養ドリンク
飲んでしまったりしていないでしょうか。

これはとても危険なもので、その薬に含まれるカフェインと栄養ドリンクのカフェインが
一度に体内に入ることにより、カフェインの過剰摂取となるのです。


上記のリンクに、市販薬や栄養ドリンクのカフェインが詳しく掲載されています。

眠気覚ましを目的としていない栄養ドリンクは、1本当たり50mg程度のカフェイン、
眠気覚ましを目的としたドリンクなら100mg〜200mg近くのカフェインが含まれ、
そして風邪薬や鼻炎薬には、1回分で25〜50mgのカフェインが含まれていることが一般的です。

これらは単独で摂取しても、身体には問題の無い量ですが、併せて飲んでしまうと、
よほどカフェインに耐性がついている状態でないと、
過剰摂取により不快な症状を引き起こすことになってしまいます。

例えば、頭痛や震え、めまいなどの身体症状の他、
不安や不眠などの精神的な症状が出る恐れもあり、
風邪や鼻炎を治すどころではなくなってしまうのです。

ノンカフェインの栄養ドリンクもありますので、
カフェインを避けたい場合はこちらを飲みましょう。

まとめ

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このように、風邪やアレルギーから来る鼻炎に苦しんでいるとき、
市販の薬を飲むところまでは処置として正解ですが、それでは調子が悪いからと、
栄養ドリンクを追加で飲んでしまっては、却って体調不良のもととなるのです。

これは栄養ドリンクだけに言えるものではなく、もちろんお茶やコーヒーなどの飲み物も、
カフェインの過剰摂取に繋がるため控えた方が無難です。

栄養ドリンクもお茶やコーヒーも、普段から飲む習慣があるのなら、
ついつい鼻炎の時も飲んでしまいそうですが、ここは身体を気遣って、ぐっと我慢しましょう。

また、アレルギー性鼻炎など、長期にわたる鼻炎の場合は、
最初からカフェインを含まない薬を服用した方が良い場合もあります。

それなら、栄養ドリンクを飲んでもまず問題は無いでしょう。

ですが、ひとつひとつの成分について調べるのが億劫な人もいると思います。
そんな人が薬と栄養ドリンクを併用したいと思ったら、医師や薬剤師に相談するのが
一番安全な方法と言えるでしょう。