肘の関節や膝裏が痒くなって夜中に思わずポリポリと掻きむしってしまった
という御経験はないでしょうか?

そして朝起きたら掻きむしった後に水疱のようなものが出来ていた、
痒みや赤いプツプツが出来てしまっていたなんていうのは良くある話です。
これらの症状は全て同じ原因とは限りません。

そして出来てしまったらそれぞれの症状に対して対処方法も変わってきます。
今回はその症状の違いや対処法について検証していきましょう。

あせもの特徴とは?

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汗疹あせも)の発症原因は皮膚表面に開いた汗を出す管が詰まる事によって起こるもので、
別名でカンシンとも呼ばれるものですが詰まる場所によって三種類に分類されます。

まず、水様性汗疹は角層を構成するタンパク質のケラチンが
汗の管を詰まらせて起こるあせもの事を言います。
この場合、あまり痒みを感じる事もなく、小さい水ぶくれがポツポツと現れます。

次に紅色汗疹ですが角層よりもさらに深いところで管が詰まって出来る
赤い膨らみを紅色汗疹といいます。
この場合、炎症を起こして痒みを起こす事もあり、湿疹を起こしやすくなります。

最後に深在性汗疹は表皮のさらに下にある真皮の上の方で詰まるあせもの事をいいます。
これは熱帯地方や長時間高温のところでいた場合に起こるもので、
日本ではほとんどみられないものです。

水様性汗疹などの場合は痒みなどもなく掻いて化膿してしまう
という事も少ないので特別な治療などしなくても2〜3日程度で自然に治る場合が多いです。
ただし、紅色汗疹のように痒みがあって化膿しやすい汗疹の場合には
膿んでしまったりして治るまで長引いてしまう事もあります。

汗疹の出来やすい場所として頭、額、首、肘の内側、脚の付け根やお尻、
膝裏など大まかな場所は決まっています。
特に乳幼児などの場合はオムツなどでも汗をかいて蒸れやすく汗疹が出来やすいので要注意が必要です。

じんましんの特徴とは?

蕁麻疹の主な特徴は皮膚の表面に大小様々な赤いプツプツ(赤み)が現れて
痒くなったりチクチクと痛んだりする症状が出る事です。

ただし、この症状は発症してから数分で消える場合もありますし、
長くても数時間で消失します。

ただし、消えたからと言っても治ったわけではなく、
出たり無くなったりを繰り返す事もあります。

そして、この赤みは強い痒みが出る場合もあり掻き過ぎや
化膿によって別の症状を引き起こしてしまうこともあります。
蕁麻疹が出る原因はそれこそ様々です。

暖かい部屋から寒い外に出て出ることもありますし、
洋服の素材などで合わなくて出ることもあります。
他にも食べるものによっても蕁麻疹を起こすことがあります。

例えばサバなどを食べてアレルギー蕁麻疹を起こす場合などもあります。

あせもじんましんの違いはどうやって見分ける?

汗疹も蕁麻疹も症状によっては共に赤みや痒みといった症状があるので
どうやって見分ければ良いか難しいでしょう。

特に子供の頃には色んな病気を保育園や幼稚園でもらってくるので、
よく似た症状の病気を同時に貰ってきてしまうことも時にはあります。
どんな病気を貰ってきたのかによって対処法も変わってきますので、
今回は汗疹と蕁麻疹の見分け方をしっかりと覚えておきましょう。

まず、一番単純な違いは汗をかいたりして管が詰まって起こりやすいのが汗疹です。
寝汗など小さい子供に発症しやすいのですが、掻きむしらなければ早く治るということです。

それに対して蕁麻疹の場合は原因が様々ですもちろん、
汗をかいたりして起こることもありますが、単純に寒暖の差や金属などの刺激、
植物や化学物質での反応、食べ物による反応など
ちゃんとした原因がわかりにくい事が多いです。

一番わかりやすいのは医者に行って聞く事ですが、単に寝ていて暑くて
汗をよくかいていた場合にはまずはタオルなどを絞って拭き取ってあげたりして、
状態が緩和すればそれは汗疹の可能性が高いでしょう。

赤いプツプツにしても突然出てきて数時間で消えてしまうような場合には
汗疹よりも蕁麻疹を疑った方がいいかも知れません。

あせもの治療法と予防

あせもの治療法と言っても紅色汗疹のひどい時にステロイドクリームなどを使う程度で、
後の場合にはなるべく汗を拭き取ってあげたり清潔にして治していくという方法が主流です。

予防法も同じで大量に汗をかいた場合に汗管が詰まる事がありますので、
なるべく綺麗に拭き取って対処する程度です。

汗をかいた後のベタベタが気になる場合は
ベビーパウダーなどで表面をサラサラにしてあげましょう。

蕁麻疹の治療法と予防

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蕁麻疹の一般的な治療法としては抗ヒスタミン剤を飲んで治すという治療法です。
体内にアレルゲンが入ってきた場合にヒスタミンが過剰に分泌されます。

ヒスタミンの作用により血管が拡張されて皮膚が赤くなり腫れを起こし痒みが出てきます。
例えこれが原因不明の蕁麻疹であっても、まずは症状を抑えるためにも
抗ヒスタミン剤を服用して治すという事が先決なのです。

では、蕁麻疹の原因がわかった時にはどうすれば良いかという事ですが、
単純な答えかも知れませんが蕁麻疹の原因物質を避けていくしかありません、
特定の原因物質さえわかっていればそれを避ける事も難しくはありません。

ですが特定出来ずに蕁麻疹を起こしては治り、
治っては起こりを繰り返していくと慢性蕁麻疹になることも多いようです。

それでも、年齢を重ねる事や環境を変える事で治る蕁麻疹もありますので、
まず蕁麻疹を発症してしまった場合にはなるべく早く原因物質を突き止めて避ける生活を送るか、
環境などを変えて体のストレスを緩和することで
体内から蕁麻疹に対する抗体を作って対処する方法を考えていきましょう