夏場になると、老若男女問わず困らせられるのがあせもです。特に子供はあせもが発生しやすいですよね。
そしてこのあせも、正確には汗疹といい、実は立派な皮膚疾患の一つであるということをご存じでしたか?

今回は「あせも」について、症状や対策、治療法などをまとめてみました。

あせもってどんなもの?

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まず、あせもの症状とは一体どんなものなのか、おさらいしておきましょう。
肌荒れとよく混同されがちですが、あせもが肌荒れと違う点は発汗時に症状が現れるというところです。
逆に言うと、汗をかいてさえいなければ症状は出ません。

さて、では汗をかいた時にどんな症状が出るかというと、
主なものとしては水疱とよばれる小さな水膨れや発疹です。

チクチクとした軽い痛みや痒みで、あせもができていることに気がつく人も多いでしょう。
そして一旦できてしまうと、元の健康な皮膚に戻るまでに一週間から二週間かかります。

また、症状の現れた部位が細菌に感染すると伝染性膿痂疹
一般に言われるところのとびひになったりするので、患部は清潔に保っておく必要があります。

その他にも、体の広範囲にわたってあせもが発生していると体温調節能力が弱まり、
熱中症の原因になる場合があります。

このような深刻な症状を未然に防ぐためにも、
あせもが出来てしまったら皮膚科にかかるのが良いでしょう。
そしてこれらの症状は、皮膚の弱い子供に起きやすいため、子供のあせも予防は特に重要です。

あせもの原因とはなんなのでしょうか?

よく、汗の中に含まれる塩分が皮膚の炎症を引き起こすと思われがちですが、実はそれは間違いです。

多量に汗をかいたあとに、汗管(汗の出る管)が詰まってしまうことにより、
炎症が起きて発症するのがあせもなのです。
また、汗管が詰まる原因が何かによって、水晶様汗疹・紅色汗疹・深在性汗疹に分類されます。

あせもの治療法は?

上に書いた3つの種類のあせものうち、水晶様汗疹(かゆみがなく、水膨れが主な症状のもの)
は放置しておいてもすぐに治ります。

しかし、紅色汗疹(赤く腫れてかゆみや痛みを伴うもの)の治療にはステロイドが必要です。

治療に使われる主なステロイドとしては、アンテベートでしょうか。
アンテベートは概ねどんな皮膚疾患にも効く万能な薬なので、皮膚科で処方されることも多いです。

しかし、アンテベートを使用する際には副作用への注意も必要です。
まずは、首や顔などの皮膚がデリケートな部位には使用しないこと。
皮膚が薄くなってへこんだり、シワが出来てしまったりします。

それから、長期間にわたって使い続けないこと。
もちろん、1~2週間ほどの間あせもの治療に使う分には特に大きな問題はありませんが、
治ったあとも塗り続けたり、処方されたアンテベートを保存しておいて
自分の判断で他の皮膚疾患に使用したりすると、
今度は薬によってかぶれが引き起こされたり、頭痛視力低下などの症状が発生したりするのです。
アンテベートに限らず、薬を処方されたら用法用量を守って使うようにしましょう。

あせもの予防法について

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あせも発汗によって引き起こされる皮膚疾患です。
ということは、汗をなるべくかかない・溜め込まないことが一番の予防になるわけですね。

汗をなるべくかかない方法としては、扇風機冷房を使用すること。
そして溜め込まない方法としては、通気性の良い服を着用することです。

速乾性、吸収性、通気性重視で選びましょう。
いずれも簡単にできることですから、しっかり意識して予防するようにしましょうね。

どうでしたか?
あせもは予防と早めの治療が、悪化させないために何よりも大切なことです。
この記事の内容を頭に入れておいて、これからやってくる夏に向けて準備できるといいですね。