飲む点滴」と呼ばれるくらい高栄養と言われる甘酒
その健康効果から、近年ではブームになりましたね。

でも、そんな甘酒を飲むと体調を崩すという人もいるようです。
せっかく身体に良いと思って飲んだのに……と、残念極まりないですよね。

今回は、甘酒の健康効果や、飲むと調子が悪くなる理由についてお伝えします。

甘酒はなぜ身体に良いの?

甘酒と呼ばれる飲料には2種類あり、一つは米麹やお米を発酵させて作るもの、
もう一つは酒粕に砂糖と水を加えて沸かしたものです。
製法が全く異なる分、健康に与える影響もかなり違います。

まず、米麹から作る甘酒は発酵によって作られる乳酸菌がたっぷり含まれているため、
腸内環境を整えて便通の改善や免疫力の向上に役立ちます。

また、あの甘味の成分は消化吸収の良いブドウ糖が主となっているため、
他の糖類よりもスムーズに体内に取り入れることができます。

一方、酒粕から作られる甘酒にも健康に良い効果があります。
こちらは清酒酵母が含まれ、深い睡眠を作る「アデノシン」が活性化するため睡眠の質が良くなるそうです。

そして、酒粕はお酒の搾りかすなので食物繊維が豊富です。
そのおかげで、やはり整腸作用を得られるという効果もあります。

ちなみにスーパーなどでよく見かける甘酒は米麹から作られたものです。

甘酒で胸焼けを起こす理由は

でも、甘酒を飲むと胸焼けがするという人もいるようです。
これに考えられる理由はいくつかあります。

1.含まれる砂糖で胃がもたれてしまった

酒粕から作る甘酒は基本的に砂糖が入っていますし、
米麹から作った」と表示されている市販品にも調味のために砂糖を加えているものがあります。
その砂糖のせいで胃もたれを起こしている可能性があります。

2.酒粕に酔ってしまった

酒粕はお酒の搾りかすですから、酒粕製の甘酒にも必然的にアルコールが含まれます。
お酒に弱い人は、そのせいで胸焼けしてしまうようです。

また、米麹から作られたものも、発酵が過ぎるとアルコールが発生してやはり酔ってしまうことがあります。

3.失敗して腐ってしまった

米麹から作る甘酒は、麹カビが活発に働く温度をキープして作りますよね。
そのため、手作りするときに雑菌が混入すると、その雑菌が繁殖して腐ってしまいます。
腐った甘酒を飲むと……、お腹を壊すのは目に見えていますよね。

以上が、甘酒で胸焼けを起こす理由としてよくあるものです。

1.は米麹で手作りするか、砂糖を加えていない甘酒を飲むと良いでしょう。
味噌メーカーのマルコメや新生姜でおなじみの岩下など、
大手メーカーから砂糖不使用甘酒が発売されていて、スーパーでも手に入りやすいです。

2.3.は、自分の体質に合った方法で衛生管理をしながら手作りするか、市販品を飲めば解決です。

もし、どれにも該当しないようなら、甘酒自体が合わない体質ということも考えられますので、
無理して飲むのはやめた方が良いですね。

甘酒の効果についてはこちらの記事もご参考に!

甘酒を飲むと頭痛が治るのはなぜだろう?

全ての人に当てはまるわけではありませんが、甘酒を飲むと頭痛が治るという人がいるそうです。

でも、なぜ甘酒で頭痛が治るのでしょうか。
考えられる理由の一つは、低血糖による頭痛を甘酒のブドウ糖が鎮めてくれているということ。

甘酒の甘さの主成分はブドウ糖、つまり身体にとって一番吸収しやすい糖分そのため、
血糖値がスムーズに上がり、頭痛も良くなるということです。
飲む点滴」と呼ばれる所以は、この吸収の良さにあるのです。

もう一つは、温かい甘酒が血行を良くし、血管の収縮によって起こる頭痛を和らげてくれること。

寒い季節には片頭痛を起こしやすくなると言われていますが、
そんな人は熱い甘酒を飲んで身体を内側から温めてみましょう。

自宅でできる甘酒の作り方

甘酒は大好きだけど、出来合いを買うばかりではお金がかかる!という人は、
手作りしてみてはいかがでしょうか。

↑この動画にある方法なら、どのご家庭にもある道具と米麹、お水だけで簡単に甘酒が作れます。

動画の中にヨーグルティアというヨーグルト製造器が登場しますが、
炊飯器で充分なものができるので、お試しくださいね。

米麹から作る甘酒は、発酵のために時間がかかってしまうのがネックです。
すぐ飲みたい!という人は、酒粕から作ってみてはいかがでしょうか。

作り方は簡単で、酒粕を5倍のお湯で溶きのばし、
お好みの甘さの砂糖を入れて塩少々で味を引き締めるだけで完成です。
砂糖の代わりにオリゴ糖などを使うと、腸に優しい甘酒になりますよ。

身体に良い甘酒と言えば米麹で作るものがメジャーですが、
酒粕のものもそちらにしかないメリットを持っています。

先日も全国に大寒波が到来して、大荒れの冬になりそうです。
そんな時こそ、甘酒で寒さを乗り切ってみてはいかがでしょうか。