アロエベラは、
最近ではアロエジュースやヨーグルトなどに入れたものがあり、
健康的でヘルシーなイメージです。
また、アロエを塗ることで、
傷や炎症を抑えることができるということも良く知られていますよね。
しかし、下痢になるなどの危険性もあるので、
副作用も知っておきましょう。
アロエベラとは?
アロエは昔から「医者いらず」といわれ、民間療法で用いられ、
家庭でも良く観葉植物としても栽培されています。
アロエベラの効果効能について紹介します。
栽培しても良し、お取り寄せしても良し、です(*^^*)
アロエベラとは?
アロエベラとは、アロエ属の多肉植物の一種です。
乾燥地帯でも育ち、
アフリカやインドなど地域に広く分布しています。
生薬としても用いられ、薬効については多くの研究がされています。
化粧品や医薬品としてよく用いられていますし、
食材としてもいろいろなものが販売されています。
アロエベラの健康効果
便秘解消、胃腸の調子を整える、自然治癒力の向上、血糖値を下げる、
肥満予防、美肌、美白効果、やけど、傷、皮膚炎の治療・殺菌、
消炎作用、抗ウイルス作用など様々な効果があると言われています。
下痢止め効果がある?
アロエベラには、腸の動きを整える、整腸作用があるので、
お腹の調子が整うことで
下痢の症状が止まることもあります。
ただし過剰に摂取すると、
逆に下痢が悪化してしまうので、注意しましょう。
アロエベラの危険性とは?
アロエベラは短期間で、適切な量を用いていれば安全なものですが、
長期的に多く取りすぎるのは、危険があると考えられています。
アロエベラの内鞘の葉を乾燥させた液剤を
1g以上毎日5~6日間摂取すると結腸に穴があき、
出血を伴う下痢や腎臓障害を起こすことがあります。
死亡例も1例あるとのことです。
内鞘の葉とは、アロエの緑色の外側の皮と透明なゼリー状の間にある、
黄色く薄い部分です。
ここは苦味を感じ、アロインという物資によるもので、
下剤の効果も持っています。
よって、下痢を起こすことがあるので、使用量には注意が必要です。
では、透明なゼリー状の部分はいくら食べても大丈夫なのかというと、
そうではありません。
ゼリー状の部分には、センノシドという下剤の成分も含まれています。
ですので、アロエベラの摂りすぎは危険です。
アロエヨーグルトなどは大丈夫なのか気になってきますが、
常識的な量を食べる分には、危険性はないと言えます。
アロエを使ってはいけない状態や症状とは?
- 妊娠中
- 授乳中
- 生理中
- 12歳以下の子供
- 腸閉塞や原因不明の腹痛・炎症を伴う腸の症状、状態
(虫垂炎、大腸炎、クローン病、過敏性大腸症候群など) - 痔疾・腎臓障害
- 8~10日間を超える期間の使用
上記が使用禁忌になります。
アロエエモジンという成分は
直接子宮を収縮させる働きがあるので、
妊娠中、授乳中、生理中の時には、注意が必要です。
禁忌の症状が多いと思いますが、気を付けるようにしましょう。
アロエベラなんかも、健康食材として注目されていますが、あれも婦人系には良くないんだそうです。何でもかんでも良いと言うのには落とし穴も。副作用等の情報をよく調べてから継続させるように。
— tsukiko (@tsukiko0000) October 2, 2014
知らずに食べてしまわないようにここで頭に入れておきましょうね!
副作用の確認パッチテストの方法とは?
アロエベラを外用する時には、
肌に合うかどうかのパッチテストをすることをおすすめします。
【パッチテストのやり方】
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アロエベラの葉をすりつぶし、二の腕の内側に1cm程度の大きさに塗る
-
30分、12時間、24時間後に確認して、赤くなっていたらすぐに洗い流す
-
24時間経っても赤みがなければ、アロエベラを使っても大丈夫!
もし、赤みが出ればアロエを使うのを止めましょう。
アロエベラにはシュウ酸カルシウムが含まれていて、
この結晶が皮膚に刺さることで、赤みが出ることがあります。
その他、副作用についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
まとめ
アロエベラは昔から使われてきている民間薬でもあり、
今では、健康食品のようにヨーグルトやジュースにも含まれています。
植物ということで安全で、健康的な印象を持ちやすいですが、
意外と危険性もあるのです。
過剰に摂取することで、
下剤の成分によって下痢になることもありますし、
腸や腎臓に障害を起こすなどの危険まであるのです。
ただし、適量を守っていれば特に問題はないですし、
健康効果もたくさんあります。
量に気を付ける、
パッチテストをするなどで、副作用を防ぎましょう。
アロエベラの安全な使い方を知っておきましょうね(*^^*)