羽目を外して飲み過ぎて、救急車で病院に運ばれることになってしまったら、
その病院代はどうなるのでしょう。
健康保険は効くの?それとも全額負担?もしかして、タダで診てもらえる?

今回は、急性アルコール中毒の場合の病院での処置や病院代などについて、ご説明します。

急性アルコール中毒で緊急性を要するのは?

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まず、ご自身、もしくは身近な人が急性アルコール中毒になってしまった場合に備えて、
救急搬送が必要な状態の目安を覚えておきましょう。

まず、意識が無く、呼びかけなどにも応じられないほどの状態なら、
救急車を呼んだ方が良いでしょう。
このような状態になると、吐いた物や自分の舌が喉に詰まって呼吸ができなくなり、

そのまま死に至る場合があります。

酩酊状態ではあるものの、意識がある程度あり、人の手を借りながらも、
自力で帰宅できそうな状態なら、救急車まで呼ぶのは行き過ぎです。
どうしても我慢できないほど具合が悪くなってきたら、
救急車ではなくタクシーなどで救急病院に行った方が良いです。

急性アルコール中毒で病院に行っても、アルコールを身体から抜く薬は存在しないため、

水分を補給しながらアルコールが醒めるのを待つ対症療法しか術がありません。
つまり、意識があるなら、病院に行かなくてもあまり結果は変わらないのです。

急性アルコール中毒でも、健康保険が使える

もし、急性アルコール中毒で病院に担ぎ込まれることになったら、
当然ですが医療費がかかります

ですが、常識知らずな人の中には、救急搬送されればタダで診てもらえると
勘違いしている人もいるようです。
そのため、アルコールが抜けて元気になったら、そのまま会計を素通りして帰宅して
しまうというケースもあるのです。

原因がただの飲み過ぎでも、病院にかかってお医者さんに診てもらうのですから、
医療費はケガや急病で救急病院に行った時と同じように、支払う必要があります。

ただ、自己責任の急性アルコール中毒とは言え、健康保険の適用範囲内とされています。
そのため、かかった医療費は3割負担で済みます。

しかし、保険適用の範囲とは言え、急性アルコール中毒の医療費は、
意外とかかってしまう場合が多いです。
それについて、次項でご説明します。

たかが急性アルコール中毒でも、たくさん検査をする

状況から急性アルコール中毒で気を失ったのだと推測される場合でも、
レントゲンや血液検査などをすることがあります。
それは、急性アルコール中毒以外の原因で気を失っている以外の可能性も
捨てきれないからです。

例えば、酔ってふらつき、頭を打って気を失ったのかもしれないし、
心臓などに悪影響があって気を失ったかもしれません。
お医者さんは、状況だけで患者を判断することができないので、
色々な検査をして、その他の理由で気を失っている可能性が無くなって初めて、
急性アルコール中毒という診断を下すのです。

たくさんの検査をするのですから、もちろん医療費がそれ相応にかかります。
また、夜運ばれて朝帰るのだとしても、入院費をとられてしまうのです。

これらを合わせると、健康保険を適用しても、
数万円の支払いになることも珍しくありません。
よく、高額な請求が来て憤慨している人がいますが、
これはぼったくりでも何でもなくて、請求されて当然の金額なのです。

急性アルコール中毒になる前に、
自分がアルコールに弱い体なのか、それとも結構いける体なのかを
判定してくれるおもしろい試験パッチがありますので
いつもの酒飲み仲間たちと試してみて、
誰がアルコール中毒になりやすいかなど理解した上でお酒を飲むと安全かも?

まとめ

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いかがでしたでしょうか。

このように、急性アルコール中毒で救急病院に行くのは、思いのほかお金がかかるものなのです。
たくさん検査をした結果、急性アルコール中毒以外あり得ないという診断が下れば、
あとは生理食塩水の点滴くらいしかできる処置はありません。
それでも、一般人ならお財布に響くほどのお金を請求されてしまうのです。

もちろん、自力で呼吸ができないほどの意識障害が起こっているのなら、
病院の力を借りるほかありませんが、そこまででないのなら、
ただ寝かせて酔いを醒ましてあげた方が良いケースが多いものです。

無理な一気飲みをさせてしまったり、もともと体調が悪そうだった場合は、
命に係る場合もありますが、嘔吐が止まらなかったり、足腰が立たない程度なら、
少し休ませて様子を見るようにしてみて下さい。