一般的にインフルエンザという言葉は有名で
大抵の方はその名前を知っていると思いますが、

アデノウイルスという言葉を聞いてすぐに
どんな病気か答えられる方はどれくらいおられるでしょうか?

そんなアデノウイルスもインフルエンザウイルスと同じように
発症すると保育園や幼稚園を休んだり仕事を休まなければ他の人に移してしまう恐れがあります。

ただし、大人の場合は法律などによる規制はありません。
ハッキリ言って自己判断です。
と言っても会社によってはそれぞれの規定もありますし、
モラルの問題でもありますので無理に出勤する人も少ないでしょう。

逆に子供の場合は学校感染症の第2種に指定されていますので
学校を休まなければいけないという決まりがあります。

でも、どれくらいの期間お休みをすればいいのでしょうか?

アデノウイルスってどんな病気?

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アデノウイルス扁桃腺リンパ節の中で増殖しやすいウイルスです。
アデノウイルス自体はあまり知られていないかも知れませんが、
実はインフルエンザウイルスの次に人の体から見つかりやすいウイルスと言われています。

ただし、インフルエンザが流行る時期は冬場に多くて、
症状としても高熱が出たり関節痛を起こしたり全身の倦怠感が出るなどが特徴的です。

しかし、アデノウイルス感染症はインフルエンザウイルスとは違い、
流行に季節性がなくその症状も軽いカゼのような程度から
重症になると扁桃腺炎を起こしたり肺炎になったりと重篤です。

その他にも症状として結膜炎を引き起こしたり嘔吐下痢症など色々な症状を引き起こします。

その中でも代表的な症状として扁桃腺炎や結膜炎などはその症状が非常に強く、
場合によって細菌感染によるものと見分けがつかないことがあります。
細菌性のものだと治療薬として抗生剤が有効ですが
アデノウイルスによるものですと肝心の抗生剤が効かないので、
病院で治療をしていても症状が変わらなかったり、熱が下がらないということが多々あります。

それでも大抵の場合には時間さえ経てば自然に治っていくということが多いのですが、
途中も薬が効いているのかどうかわからず不安になることがあります。

ただ最近の治療では喉の浸出液や便を調べることによって、
簡単にアデノウイルスの感染を診断することができるようになってきましたので安心です。

アデノウイルスについてはこちらの記事もご参考に!

アデノウイルスが引き起こす病気とは?

アデノウイルスはいろんな病気を起こします。
ウイルスの潜伏期間は5〜7日程度で感染経路は飛沫感染直接接触による感染です。

アデノウイルスは免疫がつきにくいと言われており、人によっては何回も罹ってしまう事があります。
それでは代表的な症状を見ていきましょう。

流行性角結膜炎

目が充血して目やになどが出ますが、高い熱などはなく喉の赤みも強くはありません。
学校伝染病としての指定の一つなので、伝染の恐れがなくなるまでは学校などへの登校は禁止となります。

扁桃腺炎

扁桃腺にウイルスが入り込んで高熱が出て3〜7日間くらい続くことが多く、代表的な症状です

咽頭結膜熱(プール熱)

これも扁桃腺炎に似て代表的な症状の一つですが、
高熱が3〜7日持続し扁桃腺が腫れて喉の痛みが出ます。

目は真っ赤に充血して目やにが出やすくなります。
夏に学校などでプールを介して流行することが多いため、プール熱とも呼ばれているのですが、
もちろんプールに入らなくても飛沫感染や糞便を通しても感染します。

常にうがいや手洗いなどを徹底しプールの塩素消毒などをしっかりと行えば
ある程度の予防はできます。

これも学校伝染病の指定の一つで主要症状がなくなった後はおよそ2日間登校禁止となります。

上気道炎、気管支炎

熱、鼻水、咳、のどの痛みなどを症状として訴えられることが多く、
言ってみればカゼに似た症状になります。
ただし時には高熱や悪寒、そして頭痛や筋肉痛などの症状を起こすこともあります。

肺炎

アデノウイルスでは重症の肺炎を引き起こすことがあります。
罹りやすい年代としては5歳以下の乳幼児が多く、
場合によっては髄膜炎脳炎そして心筋炎などを併発する場合もあります。

アデノウイルスは登校拒否される?

病院でアデノウイルスと診断され、その中の咽頭結膜熱(第二種の感染症)の症状
が出た場合や流行性角結膜炎(第三種の感染症)の場合には学校への登校拒否されます。

もし、学校で感染拡大が懸念される場合には防止措置として
学校側の判断で学級閉鎖学年閉鎖という形で対処する場合もあります。

アデノウイルス感染症の治療法

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アデノウイルス感染症はその名の通りウイルス性の疾患ですが
現在のところアデノウイルス単体に効果があると言われている抗ウイルス剤などはありません。

ですから、アデノウイルス感染症の治療に関しては
自然治癒力による回復を待つしかなく、安静第一の治療を行うことになります。

つまり治療の基本は、何よりも安静に過ごすことです。
特に子供の場合には学校を休んで家で安静にする事が第一ですが、
アデノウイルスは大人にも十分感染する恐れのあるものですので

両親は二次感染に十分注意して看病できるようにしましょう。

できるだけ常にマスクをして、こまめに消毒しましょう。
身の回りのものも除菌を徹底し、ウイルスの繁殖を防ぎましょう。