赤ちゃんが急な高熱になることありますよね。
もしかしたら、それは突発性発疹かもしれません。
小さな赤ちゃんがかかりやすい病気のひとつでもある突発性発疹ですが、
具体的などのような病気なのでしょうか?
突発性発疹とは?
小さい子供のいるパパやママなら一度ぐらいは耳にしたことがあると思いますが、
突発性発疹は突発と呼ばれる小さい子供が発症することのあるものです、
突発性発疹は、特に生後4〜5か月ぐらいから3歳ぐらいまでの赤ちゃんがなることがあるものです。
症状としては、急に38〜40度の高熱がでること。
熱は3〜5日程度続き、熱が下がると発疹が体中に出るのが特徴です。
かゆみはほとんどなく、発疹は3日程度でおさまります。
ちなみに、38〜40度のほどの熱が出ているのに赤ちゃんが意外に元気というのも突発性発疹の特徴でもありますよ。
突発性発疹の原因は?
では、どうして突発性発疹になるのでしょうか?
突発性発疹の原因は、ヒトヘルペスウイルス6型といわれるウイルスです。
突発性発疹は2度感染することがありますが、
ヒトヘルペスウイルス6型は一度感染すればもう発症することはないもので、
2度目の突発性発疹の場合は同じウイルスの7型が原因になります。
ヒトヘルペスウイルスが赤ちゃんに感染してしまうのは、
パパやママが原因のことがほとんど。
というのも、ヒトヘルペスウイルスはパパやママの唾液にいるウイルスで、
これが飛沫または経口感染することで突発性発疹になってしまうのです。
アデノウイルスでも突発性発疹になる?
アデノウイルスによって突発性発疹のような症状が出ることがありますが、
アデノウイルスが原因になることもあるのでしょうか?
そもそもアデノウイルスは、
風邪のような症状の発症させるウイルスの代表でもあります。
また、咽頭結膜炎通称プール熱やはやり目などの原因ともなるウイルスです。
なぜアデノウイルスだけで色々な病気を発症してしまうのかというと、
アデノウイルスには型が51もあるため、その型によって発症する病気が違うわけなのです。
その症状のひとつに、全身に発疹を出すというウイルスの型があります。
これを突発性発疹と勘違いしてしまうことがありますが、これは突発性発疹ではありませんよ。
ただ、アデノウイルスによる突発性発疹のような症状も自然に治るのを待たなければいけません。
突発性発疹になったらどうする?
突発性発疹は、一緒に生活する親から感染することが多く
注意しても予防しきれないことがあります。
そのため、予防よりも突発性発疹になった時の対策について知っておくことが大切です。
子供が突発性発疹になったらどのような対策をすればいいのでしょうか?
突発性発疹の対策
脱水症状対策
まずは脱水症状の対策をすることです。
というのも、元気なように見えても高熱が出ている以上、
汗が大量に出て脱水症状になる可能性もあります。
イオン水(スポーツドリンクなど)や湯冷ましなどを定期的にとらせるようにしましょう。
安静にさせる
突発性発疹を発症する月齢にもよりますが、
元気に動き回る月齢で突発性発疹にかかった場合、
高熱にもかかわらず元気なので動き回ることがあります。
ですが、そこは無理にでも落ち着かせて安静にさせるようにしてあげてください。
再発防止
突発性発疹の症状が落ち着いたように見えても、
まだウイルスが残っていて体内でウイルスが再活性化することがあります。
そのため、ちょっと落ち着いたからといって無理はさせず
完全に症状が落ち着くまでは、外出は控えるようにしましょう。
まとめ
突発性発疹は、3歳ぐらいまでの子供がかかることの多い病気のひとつ。
原因はヒトヘルペスウイルスで、型違いで2度感染することもあります。
アデノウイルスによる発疹も似たような症状が出ますが、
アデノウイルスと突発性発疹は違いますよ。
突発性発疹になった場合には、
自宅でゆっくりとケアしてあげるようにしてあげましょうね。